【多摩の自然】多摩市でみられるカワセミ

【多摩の自然】シリーズ 第1回
多摩地域の美しい風景や そこに生きる動植物をご紹介していきます。
写真を撮影されたのは、AquaZooM水槽作家でありフォトグラファーの 三浦達雄さんです。
三浦さんは、多摩の自然に魅せられ 毎日早朝から各地へと撮影に足を運ばれています。
今回は、多摩市でみられるカワセミの姿を、三浦さんの美しい写真とともにご紹介させていただきます^^
カワセミ(撮影地: 多摩市)
カワセミは、川・湖・池などの水辺に生息し、全長は17センチほどでスズメと同じくらいの大きさです。
鮮やかな青緑の羽色に橙色の体、長いくちばしが特徴で、メスのくちばしの下には赤いラインがあり、オスにはそれがありません。
この写真のカワセミの下のくちばしには赤いラインがあるので、女の子ですね(^_-)
輝く羽の色から「渓流の宝石」とも呼ばれ、カワセミを漢字で書くと「翡翠(ヒスイ)」とも書きます。
この美しい青色は色素によるものではなく、羽毛にある微細構造により光の加減で青や青緑にみえる構造色なのだそうです。 知りませんでした~(*_*;
シャボン玉やCDが光の加減でさまざまな色に見えるのと同じ原理で、クジャクの羽やハトの首回りの色なども構造色とのこと。 知りませんでした~(*_*;
確かに宝石のような輝きを放っています!
水辺の枝や岩場にとまり、水中に飛び込んで魚をとったり水遊びをしたりします。
水中に潜るときは、瞬膜(しゅんまく)がゴーグルの役割をし、水中でも的確に獲物を捕らえることが出来ます。※瞬膜とは、まぶたとは別に水平方向に動いて眼球を保護する透明又は半透明の膜。
下の写真をよくご覧ください! 魚の口から水がっ!!
この魚「あべし!」か「ひでぶ!」って言ってそう(@_@)。。というのは私的感想です。
ほんの一瞬をとらえた映像美、素晴らしいです!
実際には高速で水中に飛び込んでます。鋭いくちばしから急降下。
新幹線500系の開発にあたっては、カワセミが高速で水中に飛び込む際の空気と水の抵抗の少なさから、その鋭いくちばしの形状が大きなヒントになったとありました。
時速300キロのスピードを誇り、流線型のフォルムが美しい 500系新幹線。
当時JR西日本の開発の責任者であられた中津栄治さんの言葉がとても印象に残ります。
生物は自ら生きるがために、そして、命を繋いでいく過程でそれに相応しい姿、形、大きさ、機能を獲得し、伝えて来たのであろう。進化して適者生存の存在となり、我々人類も含めて、最良の教科書であり、教師であるのは自然なのであろう。
川沿いの道や公園なども、日常のなかにあると何気なく通り過ぎてしまいがちですが、
時に足をとめて、ゆっくりしっかり自然を感じることで、新しい発見や感動に出会えそうですね。
紅葉を眺めているような後ろ姿、なんとも可愛らしい(^^♪
素晴らしい写真の数々をお借りして動画も作成しましたので、ぜひご覧ください。
※動画にはBGMがありますので、お仕事中の方や静かな場所ではご注意を(^-^
写真のカワセミさんと三浦さんとは、 もうすっかり顔なじみの仲だそう。
一言コメントをとお願いしたところ、カワセミさんへあてた素的なメッセージをいただきました(^^♪
三浦達雄 氏
アクアズーム水槽作家・フォトグラファー
AquaZooM HP
AquaZooM FB
流れゆく時間のなかで、二度とないその瞬間をとらえることが何より楽しいとおっしゃる三浦さん。
自然を愛するその視点は優しさに溢れ、時間と自然の織りなす小さな奇跡を写真におさめられています。
【多摩の自然】シリーズとして、今後も多摩地域の自然風景や生物たちをご紹介していきます。どうぞお楽しみに!